マスター・エンジニア・システム

お打ち合わせ時、お客様から示されるものは、常識を覆すような一枚のスケッチであったり、これまでにないアイデアを書きとめた一片のメモであったりします。そして多くの場合、それらは、製品化への難題を抱えています。

しかし、私たちは躊躇しません。原料特性、デザイン、成形、金型、機能、耐用性、ユーザビリティー、ライン適合性、そして納期やコストまで。プラスチック製品のすべてを熟知したマスターエンジニア・PLASTICIAN®️としての矜持、そして培ってきたノウハウが、新しい難題を解決に導きます。

＊PLASTICIAN ： 不二プラスチックの高い品質、エンジニアスピリッツ、技術開発力などを人格化した商標。（第5017613）

＊イメージ写真は、加湿器の内部パーツ。電子機器製品特有の凹凸に富み、多種多様な形状に分かれる全パーツを成形・加工。

たとえば、最適な樹脂流動を促すための数値設定。あるいは、AI化・ロボット化がすすむラインを調節することによる自社製造ラインへのカスタマイズ化。さらに品質維持・向上のためのマニュアル作成と共有化、試作品検証からの金型の設定条件付加・変更など。たった1枚の、まったくクリアなケースの生産でさえ人間にしか成し得ない数々の技術に支えられています。私たちは、最終製品の質となって初めて表面化するこのサイレント・テクノロジー（見えない技術）の存在を常に意識し、伝達と共有化につとめています。